ヒートベッドとは、造形プラットフォーム全体を温めるヒーターのことで、ヒートベッドがある方が、造形途中でプラットフォームから造形物が剥がれてしまうというトラブルが少なくなる。

heatbed



ただし、ヒートベッド付きのプラットフォームは、90℃前後まで温度が上昇するので、造形中にうっかりプラットフォームを触ってしまうと火傷をしてしまう恐れがある。PLAよりもABSの方が温度低下時の収縮が大きいので、ABS対応の3Dプリンタはヒートベッドを備えていることが一般的だが、ヒートベッド非搭載でABSに対応した製品もある。

熱溶解積層方式のパーソナル3Dプリンタのスペック表には、“ヒートベッド付き”や“ヒートベッドはオプション”など、ヒートベッドに関する記述があることが多い。